義足と鬼滅の刃

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鬼が羨ましい?鬼滅の刃無限列車編を観た義足ユーザーの想い

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ハロー!うくれれです。

2021年2月のとある日、ショッピングモールをふらふらと歩いていると、併設されている映画館の前に「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」のポスターを発見しました。

 

鬼滅の刃の名前くらいは知っていたけど、特に興味があったわけではありません。

 

しかし、ニュージーランドで日本の映画が同時公開されているというのは大変珍しく、せっかく南半球まできたのなら、ちょっと観てみようかな、という軽い気持ちで鑑賞。

 

無限列車編をを観ていた時に義足ユーザーとして強く感じたことをまとめてみました。

 

鬼が羨ましい?鬼滅の刃無限列車編を観た義足ユーザーの想い

 

海外に15年住んでいると、日本の情報はネットニュースや実家の母とのおしゃべりで入ってくる程度なので、現在何が起こっているのかよく知らない状態になります。

 

その中でも2019年ごろからネットニュースでよく目にするようになった「鬼滅の刃」という名前があり、日本で流行っている漫画なんだなということは認識していました。

 

2020年に「劇場版鬼滅の刃 無限列車編」が公開されてからその話題は盛り上がりまくって、毎日何かしらのニュースになっていましたよね。

 

そんな中で、ある日映画館の前でふと目にした無限列車編のポスター、ニュージーランドで日本の映画を上映しているのってすごく珍しいし、日本でめちゃくちゃ話題というのは知っていたので、試しに観てみようという気持ちに。

 

ニュージーランドでは無限列車編はR13指定(13歳以下は観れない)となっていたので、子供たちを旦那に預けて一人でワクワクしながら劇場に向かいました。

 

 

鬼滅の刃に関して知っていることといえば、このくらい。

  • 主人公が鬼退治している
  • 竹をくわえた女の子が人気
  • 少年ジャンプのマンガである

という状態で鑑賞を始めたので、無限列車編が本編の続きであるということも映画を観るまで知りませんでした。

 

しかし、自分が知っていたアニメ作品からかけ離れた描写の美しさにまず度肝を抜かれてしまった!

 

無限列車に乗り込んだ炭治郎、善逸、伊之助が煉獄さんに合流し、鬼を退治する戦闘シーンの迫力、ストーリーの中に隠された登場人物のつらい過去や、鬼退治に対する強い想いなど、めまぐるしく展開する物語に一気に引き込まれてしまったのです。

 

やっとのことで魘夢を討伐し、めでたしめでたしかと思いきや、目の前に現れた上弦の参・猗窩座!!

 

え~、せっかく無限列車の鬼を倒したのに、もっと強そうなの出てきた!

 

と思った瞬間、煉獄さんが炎の呼吸・弐ノ型・昇り炎天で猗窩座の拳を真っ二つに切り裂いたのです!が・・・

 

まてまて、腕がくっついたぞ??

 

鬼って、体を切られても、手や足がちぎれても、瞬時に再生するらしい。

 

そのあと煉獄さんの身体から抜けなくなった両腕を自分でちぎって逃げ去った猗窩座ですが、すぐに新しいのが生えてきたよ。

 

普通の感覚の人なら単純に「鬼はズルい!チートじゃないか!」と感じるかもしれません。

 

でも私はその瞬間、

「鬼が羨ましい」

と、心の底から感じてしまったのです。

 

うくちゃん
鬼が羨ましいの?
憎たらしいじゃなくて?
れれくん

 

【鬼になりたいと思った夜】猗窩座「お前も鬼にならないか?」うくれれ「うむ、なる!」

 

マンガとは分かっていながら、鬼になったらなくした足も再生するのにな、と思ってしまった私。

 

猗窩座は煉獄さんに「そうか、では素晴らしい提案をしよう。お前も鬼にならないか?」と誘ってきます。

 

でも煉獄さんは「俺は如何なる理由があろうとも鬼にはならない」と断ってしまう…

 

もし私が猗窩座に「鬼にならないか?」と誘われたら?

 

猗窩座「お前も鬼にならないか、うくれれ?」

うくれれ「うむ、なる!!」

って言ってしまいそう!

 

もし鬼になって足が再生したら、前みたいに自由に走ったり、ジャンプしたり、ケンケンしたり、正座したり、あぐらをかいたり、うんこ座りしたり、立ったままお風呂に入ったり、ハイヒールを履いたり、ブーツをはいたり、ビーチサンダルをはいたり、ショートパンツをはいたり、スキニージーンズをはいたり・・・

 

これまでの人生でしてきたすべての事が、また当たり前にできるようになったとしたら??

 

どれだけ嬉しいだろう?煉獄さんにはなくとも、私には鬼になる立派な理由があるじゃないか。

 

もし猗窩座が目の前に現れたら、お願いしてみようかな。。。

 

煉獄さんのアツい名言と義足ユーザーの生きざまとは?本当の強さとは何かを熟考!

 

鬼が羨ましい、もし鬼になって無くなった脚が再生したら???

 

そんな夢物語を考えても切なくなるだけなんだけど、まじで、純粋にいいなぁと思ってしまった私。

 

しかし、物語がクライマックスに向かうにつれ、非現実的な想像にふけっていた私を救ってくれたのは、やっぱりわれらが煉獄さんでした。

 

煉獄さんは「劇場版鬼滅の刃 無限列車編」で沢山の胸アツな名言をのこしてくれています。

 

鬼殺隊としての自分自身や、その後輩たちにむけて放たれた言葉の数々は、映画を観ている人すべての心に形を変えて突き刺さるものばかり。

 

煉獄杏寿郎の名言①昨日の自分より確実に強い自分になれる

魘夢との戦いを終え、負傷した炭治郎にかけた優しく強い言葉。

 

強い鬼に出会うたびに実力と経験を積み重ね、自分を高めている炭治郎にねぎらいを込めた意味と、これからも沢山の鬼と対峙し、困難を乗り越えていくであろう後輩への励ましの言葉としてかけられた一言。

 

足を失ったときにすべてが終わったと失望したけれど、何度ももがきながらやっとここまで来れた自分へのねぎらいと、これからもチャレンジし続けるようにと励まされたような気持ちにさせてくれました。

 

煉獄杏寿郎の名言②老いることも死ぬことも人間という儚い生き物の美しさだ

 

「鬼になれば命を失うことなく、いつまでも若く強いままでいられる」という猗窩座の価値基準を真っ向から否定する煉獄さんのアツい言葉なんですが。。。

 

自分の与えられた道を突き進み、その中で出来ることを精いっぱいやっていこう、人生という限られた時間の中で紆余曲折しながら経験を積み、いつかやってくるその日までどれだけのものがこの世に残せるか。

 

老いとともに生きる人間にとって、今この瞬間の積み重ねこそが尊いものだということを教えてくれていますね。

 

煉獄杏寿郎の名言③強さというものは肉体に対してのみ使う言葉ではない

煉獄さんがこの言葉は、炭治郎の「妹を人間に戻し、沢山の罪のない人々を不幸にした鬼をこの世から抹消したい」という強い志をさしているのだと思います。

 

また、煉獄さんのお母さんは若い頃に病気で命を落としていますが、煉獄さんの母親らしい芯の通った強い心の持ち主でした。

 

そんな後輩や母親を想い、強くあるためには必ずしも強い肉体が必要なわけではない、本当の強さは心の中にあるということが言いたかったのでしょう。

 

脚がなくなってしまったとき、自分はこの世で一番小さくて価値のない人間だとふさぎ込んだ時期がすごく長かった私。

 

脚をなくしたまま生きている自分は、心も体も世界で一番弱い存在だと思っていました。

 

義足に慣れ、日常生活が元通りに送れるようになってからは、弱い自分は徐々に薄れていきましたが、今でも時々「生まれ持った脚を失うなんて、どうしてこんな馬鹿なことをしてしまったんだ」という思いが頭をよぎる時もある。

 

そんな風に落ち込んでしまったとき、この言葉を思い出そうと。

 

確かに身体能力は大きく失ってしまったかもしれない、だけど心はどうだ?

脚を失ってから心は確実に強くなっているだろう?

どんな状況であっても誇らしく自分の人生を生きていくことはできると。

 

れれくん
煉獄さんの生きざまだね。
継子にしてほしい~!
うくちゃん

 

作中では煉獄さんの母・瑠火(るか)も物語に大きな存在となっているんですが、瑠火が幼い煉獄さんにかけた有名なこの言葉。

 

「なぜ自分が人より強く生まれたのかわかりますか」

「弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です」

 

私は脚を失ってしまって、「なぜ私は脚を失わなければならなかったのか」という沢山の後悔や自責の念に駆られる日々を送ってきました。

 

でも、もし自分の乗り越えてきたものを発信することで、誰かの心にほんの一筋の光でもさすことができれば、その経験にもなにか価値が生まれるんじゃないかなぁと。

 

煉獄さんのような強さはないかもしれないけれど、そんな気持ちでこのブログを書いているのです。

 

 

鬼が羨ましい?鬼滅の刃無限列車編を観た義足ユーザーの想いまとめ

義足だからって、走れないわけでも、ハイヒールを履けないわけでもない。

沢山の人たちが義足でもスポーツで高みを目指したり、めいっぱいオシャレを楽しんだりしています。

 

自分ができると思えばできる、できないと思えばできない。

 

煉獄さんが命を懸けて責務を全うしたように、自分も義足を理由にせず、やりたいことに楽しんで挑戦することを自分の責務と思い、死ぬまでやり切ってやろうと思います!

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