突然ですが、あなたは何でもめんどくさがらずキビキビと行動するタイプですか?
私はやりたいことにはすぐに取り掛かれるのですが、気が乗らないときはついつい「めんどくさいなぁ~~」と口からこぼれてしまいます。
そんな「めんどくさい」気持ちを英語で伝えたいと思ったとき、日本語の「めんどくさい」にぴったり当てはまる単語が思い浮かばない。
ていうか、英語で「めんどくさい」って単語があったかしら??
この記事では、日本人が大好きな「めんどくさい」の英語について、英語圏で生活して分かったことをご紹介していきたいと思います。
Contents
日本語の「めんどくさい」は便利すぎる!英語に当てはまる単語はあるのか?
「めんどくさい」
日本語の単語は数え切れないほどありますが、その中でも「めんどくさい」は、かなりマルチに使える言葉の代表格です。
一言であらゆる面倒な場面に対応できる神言葉で、これさえ言っておけば面倒な気持ち、状況、人、モノ、すべてを表現できますよね。
- 勉強するのめんどくさい
- 夕食作るのめんどくさい
- お風呂入るのめんどくさい
- この人と話すのめんどくさい
- あの人めんどくさい
- めんどくさいことになったぞ
- 渋滞にはまってめんどくさい
- めんどくさくてやる気が出ない
- あ~、めんどくさい などなど
そんな「めんどくさい」の使い方になれている私は、英語で会話するときに日本語の便利なニュアンスで「めんどくさい」を使いたいのだけど、該当する単語が頭に浮かばず疑問に思った経験があります。
そんなわけで、台湾生まれニュージーランド育ち、日本語も話せるマルチリンガルの旦那に「日本語のめんどくさいって、英語でなんて言うの?」と質問してみたところ。。。
「日本語の便利なめんどくさいは英語には存在しないよ」
なんと、英語には日本語のように多様な使い方ができる便利な「めんどくさい」がないらしい!
しかし、日本語のネイティブスピーカーではない旦那は、日本語を話すときに「めんどくさい」を上手に使いこなしています。
外国人にも便利な「めんどくさい」って、素晴らしい日本語ではないですか。
とは言え、何か代わりの言葉で代表的なものはないかと調べてみたところ、英語を紹介する多くのウェブサイトでは、このような表現があると書かれています。
英語のめんどくさい?
- troublesome
- bothersome
- tiresome
トラブルサム、ボーダーサム、タイアサム、、、あんまり聞いたことないぞ。
これらの言葉は「めんどくさい」の意味を持つ英単語として辞書にのっている言葉だそうですが、実際にいろんな人と会話する中でほとんど耳にしたことがありません(私は)。
単語としては正解なんでしょうが、会話に出てこないならあまり便利な言葉ではないですよね。
それよりもっと使える言葉がないのか、実際に英会話で耳にする「めんどくさい」を集めてみました。
英語の「めんどくさい」は無限にある?日常生活で使う便利な「面倒くさい」フレーズを集めてみた!
色々な人の会話を聞いて英語の「めんどくさい」を観察している中でよく耳にする「めんどくさい」の意味を持つフレーズの代表的なモノたちは…
- I can't be bothered.(わずらわしい、わざわざやりたくない)
- it's a hassle.(手間がかかる)
- It's too much work.(やることが多すぎる)
- It's a pain.(苦痛だ)
これらは会話中によく聞くものばかりですが、それぞれのフレーズに「めんどくさい」を表す特徴的な単語が入っていて、上記の言い方以外にもいくつか使い道があります。
bothered
「bothered」というのは「わずらわしい」など、とりかかるにはちょっと厄介だなぁと思うような時に使われることが多い気がします。
I can't be botheredの後に「to~」を付けて、特定の作業をするのが面倒だという風に言うこともできますね。
- I can't be bothered to go grocery shopping.(あ~、買い物行くの面倒だな)
また、誰かに何かを提案されたとき、例えば「散歩いかない?」と言われた時などにはこのように言いまわすことも。
- Would you like to go for a walk?(散歩いかない?)
- Can't be bothered.(いや~、めんどくさい)
ひと言で「めっちゃめんどくさい!」と言い切りたいときはこのように済ませることもできます。
(何かのめんどくさい状況に見舞われたとき)
- What a bother!
- Such a bother!
hassle
hassleの意味は「手間がかかる」「困難」などといった意味があります。
「I can't be bothered」のように、文章の後ろに「to~」を付けて、特定の作業をするのがめんどくさいということもできるので、割と便利。
- It's a hassel to cleaning the garden.(庭掃除をするのめんどくさい)
また、「hassel」の前に「What」「Such」などをつけてひと言でめんどくさいと言うことも。
「bother」と「hassel」は使い方が似ていますね。
pain
「pain」は、皆さんご存知の通り「痛み」という意味の英単語ですが、英語でめんどくさいと言いたい場合にもよく出てきます。
前述した「bother」「hassle」と同様の言い回しができるほか、「pain」がよく使われる慣用句に
- pain in the neck
というのがありますが、これはよく聞く言葉かなと。
直訳すると「首が痛い」なのですが、「首が痛くなるほど面倒なこと=めんどくさい」という意味で使われますね。
ちなみに男性は「neck」の部分を「ass(お尻)」に変えて言う人が圧倒的に多いです。
女性が言うと下品に聞こえちゃう。
一番身近にいるネイティブスピーカーが男性(旦那)なので、英語で「めんどくさい」の表現として一番耳にするのが「pain in the ass」なんですけど、自分はつい外で使ってしまわないように気を付けています。。。
いろいろな英語の「めんどくさい」がありますが、ふと気づいたのはわざわざ「めんどくさい」という意味の単語を含めなくても、みんなめんどくさいを表現できている。
どういうことかというと、ある作業をすることが面倒だという場合、「やりたくない」というのがそのまま「めんどくさい」の意味を含めて使っているんですね。
例えば、前述したような「勉強するのめんどくさい」「夕食作るのめんどくさい」「お風呂入るのめんどくさい」「この人と話すのめんどくさい」など、その作業をするのがめんどくさい場合には
勉強するのめんどくさい = I don't want to study.
夕食作るのめんどくさい = I don't want to cook dinner.
お風呂入るのめんどくさい = I don't want to take a bath.
この人と話すのめんどくさい = I don't want to talk to him.
このように、「○○したくない」が「めんどくさい」の代わりに使われているということです。
「don't want to」の代わりに「don't feel like」、「don't like」や「hate」を使うときもありますね。
特に子供たちが勉強めんどくさいとか、スイミングのレッスンが面倒で行きたくないときなどは、「don't like」や「hate」を多く使っているように思います。
勉強めんどくさい = I don't like to study.
スイミングレッスンめんどくさい = I don't like swimming lesson.
お風呂入るのめんどくさい=I don't feel like having a bath.
こういった言い回しで「めんどくさい」が伝わるなら、簡単でいいですよね。
そう考えると、英語で「めんどくさい」って無限に存在するっていうこと?
日本語の「めんどくさい」のようなマルチに使える言葉はないけれど、英語の「めんどくさい」は無限で単純で簡単だということが分かり逆に便利なんじゃ?と思いました。
英語の「めんどくさい」は無限にある?のまとめ
「めんどくさい」って便利な言葉ですけど、なるべく使わないように気を付けて生活したいですよね。
「めんどくさい、めんどくさい」って言いながら過ごしていると、毎日楽しく過ごせませんしね。
英語の勉強もめんどくさがらずに頑張ろうっと!