義足で歩けるようになるまでの期間
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義足で歩けるようになるまでの期間はどのくらい?膝下切断で歩行にかかった時間や日数をおさらいしてみた

ハロー!うくれれです。

 

足を切断することになったとき、失う恐怖や絶望感などと一緒に心配になるのが、「術後どのくらいの期間で歩けるようになるのか?」ではないでしょうか。

 

歩けるようになれば日常生活も徐々に元通りになっていきますし、生活するうえでどのくらいの期間で歩行が可能になるかは大きなポイントですよね。

 

私も足を失ったときは分からないことだらけで、どのくらいで歩けるようになるのかをネットで調べまくりました。

 

ということで、この記事では下腿義足を使っている私が歩けるようになるまでどのくらいの期間を費やしたのかを振り返ってみたいと思います。

 

義足に不安を持っている方、義足について知りたい方の参考になれば幸いです。

義足で歩けるようになるまでの期間はどのくらい?膝下切断で下腿義足を使っている私の場合

再出発

 

私が右足の膝から下を切断したのは2018年の3月。

 

切断の原因は、持病の膠原病が悪さをして右足に血栓を作ってしまい、指先まで血液を送ることができず、手術や投薬でも血栓を取り除くことができなかったためでした。

 

足切断手術は何の問題もなく進行し、たぶん1時間半くらいで終わったんじゃないかな?(よく覚えていないのですが)

 

膠原病のせいで足がマヒしていたというのもあり、術後の痛みはほとんどなくて、痛み止めもいらないのでは?と思うくらいでした。

 

傷の治りもよく、何の問題もなく抜糸して、腫れあがっていた足も順調に小さく小さく縮んでくれました。

 

術後の経過は順調だったのですが、ニュージーランドという国はなんでもかんでものんびりしているので、初めて義足の型どりをしたのは、切断から2か月半くらい経った頃でした。

 

日本だと、状態の良い人ならもっと早くに仮義足を作る場合もあるそうで、その点は本当に羨ましかったですね。

 

歩けない期間が長いとその分ずっとネガティブなことを考えてしまうし、精神的に落ち込み続けてしまうので、うつ状態になりやすいです。

 

やっと義足の型どりをし、それから待つこと数週間、生まれて初めての義足を付けて歩いた姿がこちら。

 

切断からちょうど三か月後です。

 
 
 
 
 
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右足はプラスチックソケットのフィッティング用義足、左足はマヒしていたので、足首を固定するための装具を付けています。

 

左足の健足も固定されているわりには、結構上手に歩けているんじゃないかな?

 

せっかく義足ができたのに嬉しそうにしていないのは、「なんで足がなくなった?何で義足で歩かないといけないのよ?」という怒りが大きかったからです。

 

とはいえ、義足で歩く練習をしているうちに小さな目標が生まれ、目標を一つずつ超えていくのがだんだんと楽しくなってきます。

 

最初に義足で歩いた日からの小さな進歩をならべてみると。。。

期間 進歩
最初一週間 義足装着時間は1日30分、歩行はクラッチを使い、家の中のみ
一週間後 平行棒の中を手をはなして数歩歩けるようになる
屋外をクラッチを使い歩けるようになる
10日後 屋外をクラッチを使い30分間歩けるようになる
階段昇降をクラッチを使ってできるようになる
20日後 室内をクラッチを使わずに歩けるようになる
3週間後 ターンが上手になる
片手にモノを持って歩けるようになる
歩く速度を調節できるようになる
4週間後 子供の手を引いて歩けるようになる
立ったまま顔を洗ってもバランスがとれるようになる
5週間後 子供とダンスやキャッチボールができるようになる
付き添いなしで屋外を散歩できるようになる

5週間を過ぎると、特筆することがないくらい自然と元通りに歩くようになっていきました。

 

こちらは義足で歩き始めてから4週間後(右)と約1年後(左)の比較画像。

 
 
 
 
 
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われながら、ぱっと見では義足を使っている人に見えないくらい綺麗に歩いているなぁ~とおもいます!(よね?)

 

私の場合は健足もマヒして上手に動かせなかった期間があったので、綺麗に歩けるようになるまで時間もかかったかもしれません。

 

もし健足に何の問題もない人なら、義足で歩けるようになるまでの期間ももっと短いのではないかなと思います。

 

義足で歩けるようになるまでの期間は人それぞれ!術後何か月で歩行可能になるのか体験談を調べてみた

義足で歩けるようになるまでの期間は人それぞれ

 

義足といえど種類も色々あり、切断した人の身体の状態などからも、歩けるようになるまでの期間は様々だと思います。

 

自分の場合は、当時はめっちゃ時間かかってイヤだったと思っていましたが、上記のように表にしてみると割と早く歩けるようになった方なのかな?とも思いました。

 

他の人達はどんな感じなんだろうと、記事を書きながら参考になるものはないかとググったのですが、「義足 歩けるようになるまで 期間」などのキーワードでは、実際の義足ユーザーの体験談が見つからないんで、あまり参考にならず。

 

生の声が知りたいんだけど・・・ということで、いろいろな人のSNSやブログ、Yahoo知恵袋などを確認してみました。

 

沢山の人が自分の体の変化を発信してくれているのですが、義足が初めてで困っている人にとって本当に助けになっていると思う。

 

私も義足の先輩たちに沢山お世話になっていて、感謝しかないです。

こちらのみかんさんという方は大腿義足を使われていて、健足も怪我をされていたようですが、切断から8か月で義足のリハビリを始められていますね。

 

義足の練習を始めてからの経過が詳しく分かりやすくまとめられていて、素敵な動画!

 

練習開始から2か月目で平行棒の外を手ぶらで歩かれている姿を見ると、とっても勇気がもらえます。

 

うくちゃん
最近はマラソン大会にも出たんだって!
カッコイイ!
れれくん

 

他にも交通事故で膝上切断し、大腿義足を使用している方で、義足を作るまでに半年くらいかかっている人もいました。

 

大腿義足は下腿義足より切断した部位が多いので、義足を作るまでの時間も長くなるのかなぁ?

 

また、健足の状態も歩けるまでの期間に大きく関係しているようですね。

 

義足のブログで有名な「それいけ股義足」の野田隼平さんは、足を切断してから4か月くらいで義足での歩行練習を開始されているそう。

 

股義足を使っている人は下腿義足や大腿義足よりかなり少ないそうで、歩くためのテクニックなども難しいのだと思います。

 

野田さんは切断から半年で職場復帰を果たされていますが(すごい!)、義足ができるまでにリハビリや筋トレを頑張って健足を鍛えておいてよかったとブログに書かれていました。

 

YouTubeで歩く姿を公開されていて、入院中に何度もみて勇気をもらっていました。

 

下腿義足を使っている方では、順調な例では切断後一か月くらいは傷を治癒させるための期間にし、傷の具合や健足の調子が良ければ義足を作るという流れの人が多いよう。

 

早い人では術後3週間で義足の型どりをしたという体験談もあって、そのペースなら1か月後にはリハビリが開始するでしょうから、歩けるようになるまでの期間がめちゃくちゃ短そうですね。

 

とっても早いと感じる人から、長い時間じっくりかけて身体を慣らしていく人まで、本当に人それぞれなんだなと思いました。

 

義足で歩けるようになるまでの期間はどのくらい?のまとめ

今回は義足で歩けるようになるまでの期間について、自分の体験と、ネット上で発信してくれている義足ユーザーさんたちの声をまとめてみました。

 

足がなくなってしまったら、多くの人が絶望を感じてしまいますが、一度義足での歩行練習が始まると、頭の中の暗闇が徐々に明るくなっていくのが分かります。

 

歩くということが人間にとってどれだけ大切な事か。

 

私は歩けるだけで本当に毎日感動して幸せな気持ちになりますし、これからも歩く喜びをかみしめて、感謝の気持ちを忘れずに、しっかりと生きていこうと思っています。

 

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