ムーンフェイスの予防と対策
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膠原病

ムーンフェイス(ステロイド)の予防や対策は?マッサージや食事など効果的な方法5選

ハロー!うくれれです。

 

膠原病や全身性エリテマトーデスなどの病気を持つ人にとって、第一の治療薬となるステロイド。

 

とても有効で、てきめんに病気を落ちつかせてくれますが、同時に副作用の多さにも悩まされますね。

 

私も数々のステロイド(プレドニン)の副作用を経験してきましたが、そのなかでも外見に大きな変化を起こす「ムーンフェイス」は、嫌な副作用ランキング上位に入っています。

 

ムーンフェイスになってしまったら、もう受け入れるしかないのですが、最小限にとどめておきたいですよね。

 

この記事では、ステロイドの副作用であるムーンフェイスは予防できるのか?そもそもムーンフェイスにならない人はいるのか?

 

ムーンフェイスになった場合の対策などを調べ、まとめています。

 

ムーンフェイスで困っている方や、これからムーンフェイスになる予定で対策を探っている方のお役に立てますように。

 

ムーンフェイス(ステロイド)にならない人はいる?予防できるの?

ムーンフェイスにならない人

ステロイドの副作用で起こるムーンフェイスは、顔が丸く腫れあがるだけで、痛みなどの症状は無いのですが、なによりも辛いのが、外見がガラリと変わることですよね。

 

特に膠原病の全身性エリテマトーデス(SLE)は、若い女性が発病することが多い病気です。

 

外見が気になる年頃に、薬の副作用で、一瞬にして、これまでの人生で見たこともないような顔貌になるって、かなり苦痛ではずかしい。

 

ムーンフェイスが治るまで誰とも会いたくなくなったり、鏡も見たくなくなったりします。

 

病気のことだけでも精神的にまいっているのに、副作用でも心を苦しめなくちゃいけないって。。。薬が効いてくれている証拠とわかっていますが、やっぱり嫌ですよね。

 

ステロイド服用中でもムーンフェイスにならずに過ごしたいものですが、そもそもムーンフェイスにならない人はいるのでしょうか?

 

残念ながら、ステロイドを大量に服用している場合、個人差はありますが、ほとんどの人にムーンフェイスが起こり、ならない人はめったにいないらしい。

 

 

ステロイドが多く必要な人にとっては、避けて通れない副作用だそうです。

 

ムーンフェイスが起こることがあらかじめわかっているのなら、症状が出ないようにする予防方法がありそうなものだけど…。

 

例えば、医療機関で風邪薬をもらったとき、胃が荒れないように胃薬も処方されたりとかしますもん。ね?

 

何十年も前から膠原病治療にステロイドが使われていますから、きっと何かあるんじゃないかと期待しますが、ムーンフェイスを予防するための薬もないそうです。

 

うくちゃん
えぇ!こんなに医学が発達しているのに?
ムーンフェイスは顔が丸くなるだけで、健康には問題ないから、予防しなくてイイって判断されてるんじゃない?
れれくん
うくちゃん
精神的なダメージはでかいのにね…

 

ムーンフェイス(ステロイド)の対策方法!マッサージや食事管理で解消できる?

ムーンフェイス対策

ステロイド大量服用によるムーンフェイスが予防できないなら、覚悟を決めて人生史上最大の丸顔を受けとめるしかない。

 

だけど、でっかいスーパームーンじゃなくて、せめて普通の満月くらいの大きさにとどめたいですよね!

 

ネット上のさまざまな体験談や、ムーンフェイスに関する記事を読みあさりましたが、みなさんいろいろと考えて実行しているみたい。

 

ムーンフェイスに効果があった対策や、ムーンフェイスを早く解消するのに役立ちそうな方法をまとめてみました。

 

対策①健康的な食生活

ステロイドは食欲を増進させる副作用もあります。

 

薬の副作用だからと言って、思いのままに食べたいものを食べてしまえば、脂肪が増えてもっと顔が丸くなってしまいますね。

 

療養中に好きなものを食べるのはストレス解消にもなり、決して悪いことではないですが、ムーンフェイスが気になるならほどほどに。

 

食事は糖質、脂質、カロリーを抑えたメニューで、体重が増えないように上手に管理すれば、ムーンフェイスの症状を少しは和らげることができます。

 

とは言え、無理な食事制限をしてストレスになるのは心にも体にもよくありません。

 

いつもの生活で簡単にできるところから取り組んでみてはどうでしょうか。

 

菓子パンを食べたいけど、ナッツやドライフルーツに置きかえたり、チキンカツの代わりに照り焼きチキンを選んだり。

 

食事中は食べているものの味に集中し、よく噛んで食べることで満腹感や満足感も得られます。

 

スマホ片手の「ながら食べ」は、食べている量を把握できずに、いつの間にか過食になっていることもあるので、気をつけましょう。

 

健康的な食生活は、ステロイドによるムーンフェイス以外の副作用(糖尿病、脂質代謝異常、血栓、動脈硬化など)を抑えるためにも大切ですね。

 

ちなみに、ガリガリに瘦せれば顔も元のように細くなる、というわけでもありません。

 

ムーンフェイスは、脂肪がつく理由や脂肪の付き方が、単に太っているときとはまったく違うからです。

 

私はステロイド(プレドニン)を大量に服用しても、食欲が増えるという副作用はありませんでした。

 

逆にどんどん痩せていって、身長155cm、体重は36kgくらいまで落ちましたが、顔はしっかり丸かったです。

 

病気を治すためにはじゅうぶんな栄養と体力が必要。

 

ムーンフェイスを気にするあまりの過度な食事制限はやめましょう。

 

なにごとも、よいバランスを保つことが一番です。

 

対策②リンパマッサージ

ステロイド服用中は、副作用により代謝も悪くなるため、体がむくみやすい傾向にあります。

 

むくみは顔を大きくみせる原因となるので、マッサージでコリをほぐしたり、リンパを流したりするとよいそうです。

 

フェイシャルセラピストのかずきれいこさんは、ステロイド治療でムーフェイスになっているとき、小顔にみせる方法として血流マッサージが有効とおっしゃっています。

 

 

血流マッサージのやり方

①一方の手で目尻の皮膚を斜め上に引き上げた状態のまま、水で湿らせ美容液を含ませたスポンジを目尻に当てる。

目のまわりをぐるりと1周させてから耳の下まですべりおろす。

皮膚が薄い目のまわりはやさしくていねいに行うこと。

また、目のまわりは必ず皮膚を引き上げて行うのがポイントです。

②耳の下からあごの先に向けて、フェイスラインに沿ってスポンジをすべらせる。

気持ちいい程度に力を入れて行うこと。

以上、①と②を左右とも何度かくり返すだけです。

出典:東日新聞血流マッサージですっきり小顔に
読者からの質疑応答=(回答) かづきれいこさん

 

かずきれいこさんは、先天的、後天的な理由で顔に悩みを抱える人をメイクやメンタル面でケアする「リハビリメイク」を生み出した方。

 

このマッサージを10人の女性の顔半分に行った結果、平均で23mlの体積が減少したという研究結果もあるそうです。

 

医療の世界で活躍されているかづきれいこさんの考案したマッサージなら信頼できますし、安心して取りくめますね。

 

【かづきれいこさんの血流マッサージキット】

 

 

また、今はYouTubeでも有料級のリンパマッサージを紹介しているチャンネルがたくさんありますので、自分に合ったものを試してみるとよいと思います。

 

私のおすすめはリンパ師あい先生のリンパマッサージ

 

ほんの数分しかかかりませんが、マッサージ後に顔が軽くなった感じがして、続けていけば顔全体がすっきりした印象になります。

 

ムーンフェイスは顔だけに意識を向けがちですが、体全体の流れをよくすることも対策として有効ではないかと思います。

 

全身のリンパを流すマッサージや、ストレッチなどを取り入れるのもおすすめです。

全身のマッサージはステロイドの副作用で肩に脂肪がつく「野牛肩」や、お腹につく「中心性肥満」対策にも良さそう。

 

【リンパ師あい先生の書籍はこちら】

 

 

 

療養中でマッサージをしてもよいか気になる方は、お医者さんに相談してから始めてくださいね。

 

対策③美顔ローラー

ムーンフェイス対策をいろいろと探っていくと、美顔ローラーを使っているという人がけっこう多いようです。

 

小顔対策やエイジングケアのグッズとしてよく見るアレです。

 

美顔ローラーは、小顔を作る効果が期待できると言われています。

なぜ小顔効果が見込めるかというと、顔をコロコロとマッサージすることで血行を促進させ、むくみを解消することが期待できるから。むくみが解消されればフェイスラインがシュッとし、顔がスッキリ見えます。

出典:Domani

 

ムーンフェイスは脂肪とむくみがドッキングしているようなものなので、美顔ローラーがいい仕事してくれそうですね。

 

美顔ローラーには基本的な使い方があるそうで、顔に使うときは、まず最初に首と鎖骨から始めるとのこと。

①首・鎖骨周りからスタート:はじめにリンパの出口である首・鎖骨周りをほぐすことで、リンパの流れをよくしマッサージの効果を実感しやすくなります。顎の先端から耳の下に向かって上向きに転がしましょう。

②フェイスラインはたるみを引き上げるイメージで:フェイスラインにもリンパが多く存在するため、たるみを引き上げるイメージでしっかり刺激を加えていくことがおすすめです。フェイスラインの骨を挟むように小顔ローラーを当て、顎先から耳の下に向かって流します。

③こめかみ・額をほぐす:額の中心から左右に移動しながらこめかみに下ろし、耳のあたりまでローラーを転がします。凝り固まった頭周りをほぐすイメージで優しくゆっくりとマッサージしましょう。

④耳の後ろをコロコロ刺激してほぐす:ツボが多い耳周りは、押すことでリフトアップ効果が期待できる部分も多くあります。耳の後ろをコロコロ刺激し、位置を細かくずらしながら刺激を加えることがポイントです。

出典:LASELA

 

美顔ローラーで頭皮をほぐすのも、むくみ対策に有効だそうですよ。

 

効果が期待できる美顔ローラーですが、ムーンフェイスを撃退しようとむやみやたらにゴリゴリしてしまうと、肌を傷めたり、しわやたるみの原因となるそうなので、正しい使い方を守ることが大切。

 

また、これからステロイドの大量服用が予定されている場合は、顔が膨れだす前からローラーを日課にしておくとよいという意見もありました。

 

ムーンフェイスに悩んでいる人のなかでは、看護師さんにすすめられたという方もいるようなので、試してみる価値はあると思います。

 

 

対策④顔の筋トレ

ムーンフェイスは顔に脂肪がたまり、むくみも合わさって起こるので、筋肉を活発に動かして対策するのもよいと思います。

 

物理的に筋肉を動かせば、かならず引きしまっていきますもんね。

 

筋トレのメリットとして以下のようなものがあげられます。

  • 代謝アップ
  • 血行促進
  • むくみ改善
  • 美肌効果
  • たるみ改善

 

顔の筋トレもたくさん種類があり、顔ダンスや顔ヨガなどと呼ばれています。

 

顔ダンス

おきゃんママさん考案の顔ダンスは、笑顔がきれいになる筋肉を効果的に鍛えるように作られてるそう。

 

トレーニングの動きが全部で17種類のみで、覚えてしまえば10分くらいで顔全体を引き締めることができます。

 

トレーニングのが終わった後には顔がぽかぽかして、血流がよくなっているのがわかり、むくんだ顔もシュッとしたような気持ちになります。

 

私は2回目のムーンフェイスのときに顔ダンスを続けていましたが、続けてやった日と、数日間サボっていた日の顔のむくみかたが違ったように感じました。

 

【顔ダンス書籍はこちら】

 

 

顔ヨガ

 

顔ヨガはフェイシャルヨガとも呼ばれ、世界147か国、1億人が実践しているんだとか。

顔ヨガは、ヨガの呼吸法やゆっくりとした動きを取り入れることで、顔の筋肉を刺激し、血行・リンパの流れ・新陳代謝を促進し、表情筋本来のしなやかな弾力を取り戻します。

出典:顔ヨガ協会インターナショナル

 

血液やリンパの流れを促進できる顔ヨガは、ムーンフェイス対策にぴったりな感じがしますね。

 

顔ヨガは歴史が長く、世界中で行われているとあって、いろいろな流派やポーズがあります。

 

どれをやればよいのか迷いますが、自分が試して効果がありそうだなというポーズをチョイスして続けるのがよいと思います。

 

【顔ヨガ書籍はこちら】

 

 

ムーンフェイス対策のつもりで筋トレをしていれば、いずれムーンフェイスが治ったときに、以前より美しい顔になっているかもしれません!

 

対策⑤小顔矯正や美容鍼

病気になったとき、病院での治療に加えて、鍼灸などの東洋医学も健康を取り戻すための大きな助けとなってくれます。

 

リウマチや膠原病で東洋医学を頼りにしている人はたくさんいますし、私も病院の治療と並行して鍼灸院に通っていた時期がありました。

 

体がすっきりして軽くなったりと、病院で受ける治療とは違った効果も実感しました。

 

病気そのものではなく、ステロイドの副作用対策で鍼治療を受けている人もいるそうです。

 

鍼灸でも、美容に特化した美容鍼は、顔にあるツボや皮膚の下にある真皮層に直接アプローチすることで、血液やリンパの流れをスムーズにすることができます。

 

わりと即効性があるそうで、終わりが見えないムーンフェイスに不安になっている人には、美容鍼が合っているのではないでしょうか。

 

また、整体で体の歪みを整えたり、小顔に特化した小顔整体なども効果を感じた人がいるそうです。

 

鍼や整体は数回通った方が効果が出やすいと言われているので、その分費用がかかるのがネックになりますが。。。

 

プロの手に任せている安心感と、顔だけでなく体にもよい効果が期待できるという点がうれしいですよね。

 

病気そのものも快方に向かってくれそうです。

 

療養中で鍼や整体を受けてよいかわからない方は、お医者さんに相談してみてくださいね。

 

ムーンフェイス対策しないのも対策のうち!受けいれる心が感謝を生む

ムーンフェイスを受け入れる

 

いろいろなムーンフェイス対策をご紹介してきましたが、実は私、そこまでムーンフェイスに抗っていませんでした。

 

入院中のムーンフェイスは全面的に受け入れて、開きなおって過ごしていましたよ。

 

同じ病棟の人がみんな膠原病で、ムーンフェイスだらけだったというのもありますが、誰かがお見舞いに来たときも隠すことなくさらけ出していました。

 

ムーンフェイスが初見の人を相手にしても、はずかしい気持ちは2分もすればなくなりますし、相手が明るい人ならネタにもなります。

 

期間限定だと割りきったので、丸顔マックスのときに写真におさめておかなくちゃもったいないと思い、しっかり撮影しておきました。

 

ムーンフェイスが治ったあとで、ビフォーアフターを比べるのも楽しいし、写真を見て闘病をがんばっていた自分を誇らしく振りかえるのもまたよし。

 

ムーンフェイスになったときには、写真を残しておくことをぜひおすすめしたいです。(大丈夫な人に限る。)

 

・・・というのは入院中だからできたことで、退院して学校に復帰したときには、正直自分のまん丸顔がいやでいやで、膠原病になった運命を恨んだ時期もありました。

 

登校前に鏡に映った自分の顔を見て、鏡をたたき割ってやりたい気持ちにもなりました。

 

ほっぺがなるべく隠れる髪型にして、下を向いて歩いたりもしました。

 

だけどステロイドがなかったら、大げさじゃなく私は今この世にいません。

 

友達や彼氏を作ったり、海外に飛び出して夢をかなえることもなかったでしょう。

 

両親や家族にも、とてもつらい思いをさせていたかもしれません。

 

そして、結婚して、自分の命よりも大切な子どもたちに出会うこともなかったでしょう。

 

ムーンフェイスと直面している時期は闘病中であることが多く、辛いことばかりに目が向きがちです。

 

だけど、一歩先の未来を見れば、今の辛さは日常生活を取りもどすためのちょっとした回り道だということが分かります。

 

ムーンフェイスに心がやられそうになったら、なぜ自分がステロイドを服用しているかをちょっと振りかえってみて。

 

服用しているお薬たちは、病気や自分の未来だけでなく、自分を大切に思ってくれている人たちの未来も、明るい方へ導いてくれていることを再確認してくださいね。

 

そして、ステロイドの量が減れば、ムーンフェイスは必ず治ります。

 

治ったあとにやってみたいメイクやヘアスタイル、かわいくなってお出かけするときに着たい服のことなんかを考えましょう!

 

そうしているうちに、いつの間にか顔だってちぃ~ちゃく元通りになっていますよ。

 

おわりに

ムーンフェイス予防や対策についてまとめてきましたが、どの対策も早めに取りかかることで、結果が変わるのではないかと思います。

 

ご紹介した対策はどれも小顔になったり、キレイになる方法と一緒なので、ムーンフェイスのときから習慣づければ、治ったあとも美しさをキープしていけますね!

 

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