入院が予定されているとき、病院で過ごす期間中に必要なものを準備しなくてはいけませんね。
毎日行うスキンケア用品も、入院準備リストに入っているという人が多いのではないでしょうか。
院内は自宅とまったく違う環境なので、どんなスキンケアをすればいいのか想像もつきません。
スキンケアは何を持っていけばいい?
病室って乾燥するんでしょ?
洗面所は自由に使えるの?
洗顔はいつすればいい?
入院生活に便利なスキンケア用品ってあるの?
たくさんの疑問が出てきますよね。
そこでこの記事では、入院中のスキンケアに必要なものや、おすすめのスキンケア用品、入院中に適したお顔の手入れ方法などをご紹介していきます。
入院中のスキンケアについて知りたい方の参考になれば幸いです。
Contents
入院中のスキンケアの注意点は?病室でできるお手入れ方法が知りたい!
入院中はいつもと違った環境で、スキンケアも思うようにできないことがあります。
病気治療、手術、検査、出産のためなど、入院の理由はさまざまですが、スキンケアに関して共通するのはこのようなポイントです。
ポイント
- 身体の状態
- スキンケアにかける時間と手間
- 病室・病棟内の環境(湿度や温度など)
- 洗面所の使用状況
以上の点について、詳しく解説してきます。
①身体の状態
入院するということは、身体がなんらかの処置や治療を受けなければいけない状態。
ひとによっては絶対安静でベッドから出られない、洗面所まで歩くことができない、動作を制限されているなどさまざまです。
自分の身体の状態を考慮して、無理せずにできるスキンケアを選択し、準備していく必要があります。
例えば、動くのが難しい状態なら、洗面所に行かずベッドの上で完了するスキンケアをすること。
具体的には水を使わずに洗顔できるシートや、ふき取り化粧水などが挙げられますね。
また、スキンケア用品はかさばるので、サンプルでもらった化粧水や乳液、トラベル用のスキンケアセットなどが便利そうに感じます。
しかし、入院中は薬や治療、病室内の空調などで肌の状態もゆらぎがち。
サンプルなど初めて使うスキンケアはなるべく避けて、普段使いしている肌に合ったものを持参することがおすすめです。
少量の荷物で済ませたいのなら、使い慣れたスキンケア用品を小さなボトルなどに小分けして、使う分だけ持っていくようにするのも一つのアイデアですね。
②スキンケアにかける時間と手間
ブースター・化粧水・乳液・美容液・クリームなど、普段はライン使いをしている人でも、入院中はそこまでスキンケアに時間をかけられない場合もあります。
特に出産後は赤ちゃんのお世話でいっぱいいっぱい、自分の顔にかける時間もなかなかとれないし、簡単に済ませたいという場合も。
病気の治療のための入院でも、顔のお手入れはそこそこに、身体をなるべく休めたいという方もいると思います。
そんなときには、各種スキンケアのよいところをひとつにまとめたオールインワンタイプのスキンケアがおすすめです。
実際の体験談などを覗いてみても、オールインワンタイプのスキンケアがとても便利だったという声が多くあります。
③病室・病棟内の環境(湿度や温度など)
入院経験のある人の多くが感じていることが、病室がかなり乾燥しているということ。
私が入院していたときは顔だけでなく手足などもカサカサで、みかねた看護師さんから「相当乾燥してるわね、かわいそうに!ボディクリーム塗ってあげなさいね!」と言われたくらい。
なぜあんなに乾燥しているのか?院内の衛生面や感染予防などの理由が関係しているのかなぁとは思いますが、とにかく乾燥しています。
スキンケアは保湿効果が高いものを選び、乾燥を感じたら上から重ね塗りをして乾燥を防ぎましょう。
乾燥がひどいときに重宝するのがワセリンです。
ワセリンは石油から生成された保湿剤で、肌の表面に油膜を作り、水分が蒸発するのを防いでくれます。
また、スキンケア以外の乾燥対策として、濡れたタオルをベッドサイドにかけておくなどの方法があります。
加湿器は病室に置いておくと菌が繁殖し、院内感染の恐れがあるということで禁止されている病院がほとんどです。
あまりにも乾燥がひどく、顔や手足がガサガサというなら、看護師さんなどに相談してみるといいですね。
④洗面所の使用状況
病棟では、1人部屋の場合を除き洗面所も他の患者さんと共用になります。
顔を洗ったり、歯を磨いたりしたいときも、自分の好きなタイミングでできるとは限りませんよね。
大部屋では部屋のすみに小さな洗面台があることもありますが、音を立てないよう気をけたり、他の患者さんの視線が気になったりと、意外と面倒に感じることも。
もちろん、洗面台はその部屋の人達のためにあるので自由に使って大丈夫。
わかっているけど使いづらいと感じるなら、ベッドの上でササっとできる洗顔やスキンケアの方法を選ぶと良いですね。
入院中のスキンケアで便利なアイテムは?
入院中のスキンケアについての注意点やスキンケアアイテムの選び方などをご紹介してきました。
では、実際の入院で役立つアイテムってどんなものなのでしょう?
私は長期入院を2回、出産を含め短期の入院を3回、しかも日本と外国とで経験している入院のエキスパートです(ぜんぜん嬉しくない)。
そんな私の経験と、ネットやSNSでの入院体験談などをもとにしたところ、本当に役立つスキンケアアイテムはこのようなラインナップとなりました。
- オールインワンタイプのスキンケア
- ふき取り化粧水
- ふき取り洗顔シート(メイク落としシート)
- ワセリン
オールインワンタイプのスキンケア
病院に持ち込むスキンケアは普段使っているものでも十分ですが、さまざまな入院体験談を参考にした結果、オールインワンタイプのスキンケアが人気でした。
オールインワンタイプのスキンケアなら、化粧水・乳液・美容液・クリームなどたくさんのアイテムを持参する必要がないので、入院中に重宝しそうですよね。
ベッドサイドの床頭台も、スキンケア用品でゴチャゴチャにならず、スッキリ。
オールインワンタイプのスキンケアの中でも、病室の乾燥に対する保湿効果が高く、療養中のお肌の負担にならない、優しいものがよいと思います。
保湿効果が高く肌に優しいおすすめのオールインワンタイプでは、無印良品やちふれ、ドクターシーラボといった商品が人気のようです。
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ふき取り化粧水
入院中に動けなかったり、ベッドから降りれなかったりという状態のときは、水道で顔を洗うこともできませんよね。
また、洗面所が共有なので、好きなときに使用できなかったり、他の患者さんと出くわしたくないなどの理由で洗顔もおっくうになりがちです。
そんなときに活躍してくれるのが、顔の汚れを優しく拭ってくれる「ふき取り化粧水」。
ふき取り化粧水なら、古い角質などお肌に不要な汚れも取り除いてくれるものが多いので、衛生面でも美容面でも安心のお役立ちアイテムです。
コットンやティッシュに含ませ、サッとなでるように顔を拭くだけでかなりスッキリします。
ふき取り化粧水にも様々な種類がありますが、角質除去などに高い効果があるものは、使いすぎると肌がピリピリする人もいるようです。
入院中の洗顔としてつかうなら、低刺激で毎日使っても肌を傷めないようなものを選びましょう。
肌に優しいのに汚れもちゃんと拭き取り、保湿成分も配合されているオルナ、AYURA、無印良品などの商品がおすすめです。
洗顔シート
【バイソン】 ラクイック ふくだけ洗顔水シート 50枚入>>
ふき取り化粧水も便利ですが、化粧水をコットンに取るのってけっこう面倒なんですよね。。。
私のようにずぼらを自負しているなら、だんぜんシートタイプのほうをおすすめします。
寝たままでも手が届くところに置いておけば、サッと取り出してお顔をさっぱりすることができます。
看護師さんが不意打ちで検温に来たときに、目やにがついていたらちょっと恥ずかしいので、朝起きてすぐに使える洗顔シートは本当に優れもの。
最近では顔の汚れを落とすだけでなく、スキンケア効果もある洗顔シートや、マスクタイプなどたくさんの種類が発売されています。
また、入院中でも日焼け止めを使いたい人は、メイクも落とせる洗顔シートがあると、ベッドの上で日焼け止めを落とせるので便利です。
ワセリン
スキンケア界のオールマイティと言ってよいほど、さまざまな使い道があるワセリン。
入院中に一本持っておいて損はないと断言できます。
どんな使い道があるかというと、、、
①リップクリームとして
唇の皮膚は角層が薄く刺激に弱いため、乾燥したらすぐにめくれたり、切れたりします。
入院中は病室の空気が乾燥しているため、唇もカサカサになりがち。
そんなとき、ワセリンはリップクリームとして高い保湿効果を発揮してくれます。
②スキンケアの保湿剤として
ワセリンは塗った肌に油膜を作り水分の蒸発を防いでくれるため、乾燥しやすい目元や口元にぬれば乾燥からお肌を守ってくれます。
乾燥した病室で、いつものスキンケアでは保湿が追いつかないとき、ワセリンを追加すると、肌状態がかなり違ってきます。
③ハンドクリームとして
ワセリンはハンドクリームとしても使うことができます。
塗りたてはかなりべたつきますが、時間が経てば肌になじみます。
使用感がコッテリしているので、夜寝る前のハンドケアとして使うこともおすすめ。
④ボディクリームとして
ワセリンは体全体に使用できるため、ボディクリームとしても便利です。
べたつくので広範囲に塗るのは苦手な人が多いかもしれませんが、部分的に使うのであれば普通のボディクリーム以上の保湿力を実感できるでしょう。
特に皮膚が厚く、硬くなりやすいかかとのひび割れや、ひじなどに使うと効果的です。
⑤鼻血予防として
入院中は鼻の粘膜も乾燥してしまい、鼻血が出やすくなるという人もいます。
私自身も鼻の穴が乾燥して気持ち悪いので、こすったりゆすったりしてしまい、入院中はよく鼻血を出していました。
ワセリンを鼻の穴の中に塗ることで、粘膜や血管を保護し、鼻血を予防することができます。
⑥ヘアケアの代わりとして
油でできているワセリンはコッテリとしていて、ちょっとしたヘアケアにも使えます。
例えば、ワックスのように毛先に束感を出したり、まとめ髪のおくれ毛を整えたり。
少量を髪の表面にうす~く伸ばせば、アホ毛が収まったり、艶が出たり。
入院中はシャンプーも頻繁にできないため、整髪料も使いにくいですが、ワセリンなら洗い流す必要もなくとても便利です。
⑦マスカラの代わりとして
入院中はお化粧が禁止されている病院が多いですが、まつ毛をあげるくらいなら何も言われないことがほとんど。
目をパッチリしていたいけど、マスカラまでは塗りたくない、落とすのも面倒だし、、、というときには、ワセリンが活躍してくれます。
ビューラーであげたまつ毛に薄くワセリンを塗るだけで、カールを長時間キープ。
病院でチョットだけ顔を華やかにしていたいわ、という人におすすめの使用方法です。
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直接肌に塗るものなので、純度がより高い「プロペト」や「サンホワイト」がおすすめです。
お知らせ
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入院中のスキンケアのまとめ
入院中はスキンケアですら手間がかかると思えたり、身体の状態によってはそれどころではないということもあります。
まずは身体の回復や治療などを大切にしてくださいね。
スキンケアをしたい!という余裕が出てきたら、身体も快方に向かっている証拠。
普段とはまったく違う環境でがんばっているお肌や、自分自身をいたわりながらお手入れをしてあげてください。
入院生活が順調でありますよう、お祈りしています!
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